ダイエット・メタボ対策 内臓脂肪蓄積抑制効果!
①ALA摂取による内臓脂肪蓄積抑制効果
ラットにALAを摂取させることで、内臓脂肪の蓄積が抑制されるのかを検証しました。
試験方法
対象:SD系雄性ラット6週齢 試験群: 1)C=プラセボ(20%ガゼイン食) 2)2A群(ALA2㎎%添加食 1日摂取量1.8mg/kg BW/day) 3)20A群 (ALA20㎎%添加食 1日摂取量18mg/kg BW/day) 試験方法:実験食を14日間与えたのち、脂肪組織の重量を測定 測定項目→総内臓脂肪、副睾丸周囲、腎周囲、消化管周囲 ※写真はイメージです。 |
試験結果
ALAを摂取することにより、内臓脂肪が減少したことが分かりました。
さらに、脂肪が一番最初につくといわれる腸をはじめとした消化管周辺の脂肪が減ったことから、ALAが脂肪を減らすだけでなく、蓄積を予防することもわかりました。
②ALA摂取にUCPs mPNA発現量増加
ラットにALAを摂取させることで、UCPs=食べものを熱として消費するはたらきを持っているタンパク質がどのように増えたかを検証しました。
※UCPs mPNA=食べものを熱として消費するはたらきを持つタンパク質が、あらわれた事を示す遺伝子。
試験方法
対象:SD系 雄性ラット6週齢 試験群: 1)プラセボ(20%ガゼイン食) 2)2A群 (ALA2㎎%添加食 1日摂取量1.8mg/kg BW/day) 3)20A群 (ALA20㎎%添加食 1日摂取量18mg/kg BW/day) 試験方法:実験食を14日間与えたのち、UCPs mRNA発現量を測定 測定項目→UCP1(褐色脂肪細胞)、UCP2(腎周囲脂肪)、UCP3(ヒフク筋) ※写真はイメージです。 |
試験結果
ALAの摂取により特にUCP1(褐色脂肪細胞組織)およびUCP2(腎周囲脂肪)の発現量が増加していることが分かりました。
これにより、脂肪が効率よく熱として燃やされているということが示唆されました。
③ALA摂取による安静時エネルギー消費量の増加
ALAを摂取することで、安静時のエネルギー消費量がどのように変化するのかを検証しました。
試験方法
被験者:健康な男性9名 (年齢:27.1±0.5歳) (身長:172.2±1.5㎝、体重:64.9±1.8kg、BMI:21.9±0.7) 試験群 1)プラセボ群 (デキストリン50mg) 2)ALA群(デキストリン50㎎、ALA50㎎) 試験方法:二重盲検比較試験 測定項目:呼気分析 ※写真はイメージです。 |
試験結果
ALA摂取により、摂取1時間後から安静時エネルギー消費量が増加傾向になることが分かりました。
さらに、摂取後6時間の総安静時エネルギー消費量が1.4倍に増加傾向になることが分かりました。
④ALA摂取による体温情報効果
ALAを摂取することで、代謝が上がっているという一つのサインである体温にどのような変化があるのかを検証しました。
試験方法
被験者:健康な男性9名 (年齢:27.1±0.5歳) (身長:172.2±1.5㎝、体重:64.9±1.8kg、BMI:21.9±0.7) 試験群 1)プラセボ群 (デキストリン50mg) 2)ALA群(デキストリン50㎎、ALA50㎎) 試験方法:二重盲検比較試験 測定項目:体温 (耳鼓膜温度) ※写真はイメージです。 |
試験結果
ALA摂取により3時間後から体温が上昇、プラセボ群と比較してALA群の方が試験開始時の体温から6時間後の体温上昇率が約1.3倍亢進しました。